瀬村尚央 政策コラム Vol.24

住み続けたくなる岩国へ

安心して暮らせること。このまちが好きだと思えること。

そして、これからもここで暮らしていきたいと思えること。

そのすべてを大切にした地域づくりを進めたい。

瀬村尚央第4章地域への投資約4分
目次

「住み続けられる」と「住み続けたい」は違う。

皆さんは、どんな時に「このまちに住んでいてよかった」と感じるでしょうか。便利な道路があること。病院や買い物に行けること。災害への備えがあること。もちろん、どれも大切です。

しかし、それだけで「住み続けたい」と思えるでしょうか。近所の人との何気ない会話。地域のお祭り。子どもたちの笑い声。困った時に、声をかけてくれる人がいること。そんな日常の積み重ねも、このまちで暮らし続けたいと思う大切な理由になるはずです。

私は、「住み続けられるまち」と「住み続けたいまち」の両方を実現することが、地域づくりの目標だと考えています。

「住み続けられる」と、「住み続けたい」。その両方がある岩国へ。

暮らしの安心と、地域への愛着。どちらか一方ではなく、両方を育てていく。

暮らしの基盤が、安心をつくる。

これまでの第4章では、道路。防災。地域コミュニティ。公共交通。人口減少時代の地域づくり。5つのテーマについて考えてきました。それぞれ違う政策に見えますが、共通しているのは「地域で暮らし続けるために何が必要なのか」という視点です。

道路は、安全な移動を支える。防災は、命と暮らしを守る。公共交通は、移動の選択肢を支える。地域コミュニティは、人と人とのつながりを支える。そして人口減少時代の地域づくりは、それらを未来につなぐための仕組みを考えることです。

一つひとつの政策は、別々に存在しているのではありません。すべてが、私たちの日常につながっています。

住み続けられる。そして、住み続けたい。暮らしの安心と地域への愛着が、岩国の未来をつくる。

LIVABILITY

住み続けられる

  • 安全な道路
  • 災害への備え
  • 移動の選択肢
  • 必要な生活サービス

安心して暮らせる条件

BELONGING

住み続けたい

  • 人とのつながり
  • 自分の居場所
  • 地域への愛着
  • 日常の小さな喜び

このまちを選び続ける理由

ONE SHARED FUTURE

住み続けたくなる岩国

「暮らせる安心」と、「暮らしたい想い」。

その両方を、未来へ。

地域の魅力は、日常の中にある。

岩国には、それぞれの地域に異なる魅力があります。歴史や文化。自然。地域のお祭り。そして、そこに暮らす人たち。こうした魅力は、観光パンフレットに載るものだけではありません。

いつもの道で交わす挨拶。顔なじみのお店。子どもたちが集まる場所。何気ない日常こそ、地域の大切な財産だと私は思っています。だからこそ地域づくりは、新しい施設をつくることだけではなく、今ある暮らしの良さを次の世代につないでいくことも大切です。

地域への愛着は、押しつけるものではない。

私は、地域への愛着は「地元を好きになりなさい」と言われて生まれるものではないと思っています。地域に参加する。誰かと出会う。自分の役割を見つける。困った時に支えてもらう。そうした経験の中で、少しずつ育っていくものです。

そして、地域との関わり方も人それぞれでいい。お祭りに参加する人。子どもたちの活動を支える人。仕事を通じて地域に貢献する人。遠くに住みながら故郷を応援する人。大切なのは、関わり方を一つに決めるのではなく、それぞれが自分らしく地域とつながれることです。

地域とのつながり方は、一つじゃない。
  • 参加する地域行事や活動に関わる
  • 支える仕事やボランティアで力になる
  • つながる人との関係を大切にする
  • 応援する離れていても故郷を想う

関わり方は違っても、地域を大切にする想いはつながっている。

人口が減っても、地域の未来を諦めない。

Vol.23では、人口減少時代の地域づくりについて考えました。これから先、すべての地域で今と同じ暮らしの仕組みを維持できるとは限りません。だからこそ、守るべきものを見極め、必要な仕組みは見直し、地域の実情に合った方法を考える必要があります。

ただ、人口が減ることと、地域の価値がなくなることは同じではありません。そこに暮らす人がいる限り、守るべき暮らしがあります。私は、人口の数字だけではなく、一人ひとりの暮らしを見ながら、地域の未来を考えていきたいと思っています。

私が目指す岩国

私が目指すのは、誰もが同じ暮らし方をするまちではありません。市街地で便利に暮らしたい人。自然に囲まれて暮らしたい人。生まれ育った地域に住み続けたい人。一度岩国を離れて、いつか帰ってきたい人。それぞれの選択を大切にできる岩国です。

そのために、道路や防災、交通などの暮らしの基盤を守る。地域のつながりを支える。そして、人口減少の現実から目を背けず、次の世代にも続く仕組みを考えていく。地域への投資とは、建物や道路にお金を使うことだけではありません。そこで暮らす人たちの安心、つながり、そして未来への希望を支えることだと思っています。

10年後、20年後。今の子どもたちが大人になった時、「岩国で育ってよかった」「岩国に住んでいてよかった」と思えるまちであってほしい。そのために私は、目の前の課題にも、将来の課題にも、責任を持って向き合い続けます。

今回のポイント

  • 「住み続けられる安心」と「住み続けたい想い」の両方が大切
  • 道路、防災、公共交通、地域コミュニティは暮らしを支える基盤
  • 地域の魅力は、日常の中にもある
  • 地域との関わり方は、一つでなくていい
  • 人口減少の中でも、次の世代に暮らしをつなぐ

「住み続けられるまちから、住み続けたいまちへ。」

10年後、20年後の岩国に責任を。

執筆

瀬村 尚央(せむら ひさお)

岩国市議会議員

CHAPTER 4 COMPLETE

地域への投資とは、暮らしの未来を守ること。

道路を整えること。災害に備えること。人とのつながりを支えること。移動の選択肢を守ること。人口減少の中でも、地域の未来を考え続けること。

すべては、このまちで暮らす人たちの日常を守るために。そして、10年後、20年後の岩国へつないでいくために。

第4章を最初から読む

第5章 未来をつくる行政への投資

Vol.25

行政改革は誰のためにあるのか

行政改革と聞くと、経費削減。職員数の見直し。業務の効率化。そんな言葉を思い浮かべるかもしれません。しかし、行政改革の本当の目的は、市役所のためではなく、市民の暮らしを良くすること。次回からは、「未来をつくる行政への投資」について考えていきます。

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10年後、20年後の岩国に責任を。

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